「シャルトル大聖堂への行き方は?建築・ステンドグラス撮影のコツ!」をお届けします。
シャルトル大聖堂はフランスに住んでいた4年間で何回行ったかわからないぐらい、大好きな教会です。
世界遺産で観光の方がたくさん訪れるので、他の教会に比べてゆっくり写真を撮ること可能です。
カメラ好きな方には本当におすすめしたい教会です。
そんなシャルトル大聖堂への行き方と、過去に撮りだめた写真から、建築やステンドグラスを写真撮影する時のコツについて、誰もがマネできるオバチャン目線(笑)でお話ししたいと思います。
シャルトル大聖堂への行き方
シャルトル(Chartres)は、フランスの中部、ウール=エ=ロワール県の県庁所在地です。
シャルトルまでパリから電車で約1時間15分
パリのモンパルナス駅からTER(フランス国鉄快速列車)で約1時間15分(参考:レイルヨーロッパジャパン)でシャルトル駅に到着します。
シャルトル駅(Gare de Chartres) から大聖堂まで徒歩8分なので「Cathédrale Notre-Dame de Chartres」または「Cathédrale」の看板を見ながら歩けば大きな建物なのですぐにわかります。
パリからの日帰りも可能な距離なので、個人でフランス旅行がしたい電車が好きな方に、ぜひおすすめしたい場所です。
パリを離れると田舎ばかりで、本当に過ごしやすいチーズとワインの国なんです。ぜひその風景も見てください。
もちろん、見える景色は「世界の車窓から」が聞こえて来そうな風景です!( *´艸`)
シャルトル大聖堂へ行くパリ発のツアーもおすすめ
シャルトル大聖堂へ行く、パリ発のツアーもおすすめです!
シャルトルの中心街と大聖堂を見て、約5時間で再びパリに戻るツアーが多いようです。
「地方都市に個人で行くのはちょっと…」と言われる方でもパリから日帰り可能なので、パリのホテルに荷物をは置いたまま、ぜひ見ていただきたい教会です!!
シャルトル大聖堂の建築様式
本当に大好きで、何度も通ったシャルトル大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Chartres:クリックすると公式サイトに移ります。パイプオルガンの音色に癒されます。)
大好きすぎて、季節ごとにシャルトル大聖堂の記事が書けそうです(笑)
今日は、フランス在住中に最後に撮った写真で語りたいと思います。
完全に隠れていますが、教会の周りにたくさんの花が植えられているので、ぜひ「大聖堂+花」をいろんなアングルから撮ってみてください!
それだけで、季節感あふれる写真になると思います!
ゴシック様式とロマネスク様式が混在する外観
右側の塔はロマネスク様式、左側の塔はゴシック様式と、2つの時代の建築を一度に見ることができる、圧巻の大聖堂なのです!
かなり大きいので、思いっきり手前からカメラを構えて歩いて行って、少しずつ立ち止まって確認しながらはみ出ない場所で止まるようにしてくださいね~!
そして、これが難関なのですが、2つの塔の高さが違うため、歩きながら見ているとどうしても写真が歪んでしまいます。
私はこれを「4年間の最後の1枚」として気合いを入れましたが、それまでの4年間、ずいぶん歪んだ写真を生み出しました(笑)
歩いて立ち止まって撮るのと、後ろにも撮りたい人が来るのとでかなり焦りますが、カメラ本体と地面の平行を意識するようにしてください!( *´艸`)
なぜ、2つの建築様式になったかと言うと、
ロマネスク様式を基礎とする新しい大聖堂の建築が始まったのは1145年であったが、1194年の大火事で町全体と聖堂の西側前方部分以外が焼き尽くされたため、この残った部分のみ初期ゴシック様式となった。大聖堂本体の再建は1194年から1220年の間に行われ、中世の大聖堂としては著しく短期間で完成へと至った。当初、土地面積は10,875m2であった。
(Wikipedia より)
こんなに高い場所にこんなに小さな像をどうやって並べたのか、すごく不思議です。
上の方の写真も撮りたい方は、望遠レンズも必須です!教会内で望遠レンズを使うことはほぼないと思うのですが、建築が気になる方は望遠レンズも持ち歩かれることをおすすめします。
フランス人の友達の写真を見せてもらうと、斜めに撮られた写真が多くて、ちょっと真似してみたかった頃…(笑)
日本人は切り取らない角度で、ちょっとザワザワします。私も日本に帰ってきて10年目、真っ直ぐが落ち着きます(笑)
繊細かつ多彩なステンドグラス
見れば見るほど、吸い込まれそうになるほど魅了される数々のステンドグラス…。
かなりの教会巡りをしましたが、これほど細かく描かれているステンドグラスは珍しいと思います。
照明が地方の教会にはあまりないため、世界遺産だからこその美しさを感じます!
観光地としてたくさんの方が訪れる場所なので、比較的じっくり写真を撮ることができることができます。
写真好きな方にはとてもおすすめの教会なんです。
先日火事が起きたパリのノートルダム大聖堂も、このシャルトル大聖堂に近い美しさがあって、大好きでした。
フランスの教会を見たいのなら、まずはパリのノートルダム大聖堂をおすすめするものだと思っていたので、とてもショックで…。
「形あるもの」の宿命なのだと思いますが、また、新たな形で、私たちにパワーを与えてくれる場所になることを願っています。
もっともっと、たくさんの人にフランスの教会の良さを知って欲しくて…。
私がフランスにいた頃はまだスマホはなかったのですが、もう一度行って、このステンドグラスのすばらしさをインスタに載せたいと思うほど、大好きなのです。
実は今、このブログを書いているのも楽しくてたまらなくて、ネタがどんどんあふれてきました!
始めて半年たって、やっとどういう記事を書きたいのかが、わかってきた気がします( *´艸`)
テロやデモで観光客からの人気が下がっていたとしても、私が大好きなフランスには変わりないのです。その良さを、こうして伝えられることは喜びなのです。
この世界遺産を守るためにどれだけの人が携わっているかを考えただけで、観光大国フランスのすごさを思うのです。
長時間、眺めていても、飽きることのないステンドグラスの数々…。
実物を見ると、きっと、一生忘れられないものになることは間違いありません。
私自身、フランス国内で好きな教会がいくつかあるのですが、ステンドグラスはこのシャルトル大聖堂がいちばん好きかも知れません。
この「バラ窓」と呼ばれる丸いステンドグラスが有名なんですよね~。
この細やかなステンドグラスを見たくて、通い詰めていたんです。
そんなシャルトル大聖堂を調べていたら、バラ窓のシールを見つけました。
本当に、大好きな人が多いんですね…( *´艸`)
教会内でフラッシュ撮影をすることはできないのですが、夏の晴れた日のシャルトル大聖堂はフラッシュなしでもここまでキレイに撮ることができるのです。
おそらくこの時がいちばん晴れた日だったのですが、感動しながらひたすら撮っていた気がします。
ステンドグラスの美しさ、もう一度おすすめさせてください!!( *´艸`)
シャルトル大聖堂はキャンドルも撮影ポイント!
行くたびに感動して泣いてしまうのが、このキャンドルの数の多さとすき間なく並べられた美しさなんです。
日本で言うお賽銭のように、お金を置いてキャンドルをもらって火をつけるのですが、そこにたくさんの人の祈りが集まっているのだと思うと、目の奥が熱くなり…。
シャルトル大聖堂を訪れるたび、キャンドルの炎を見つめるのが楽しみで、その温かさに癒されて、海外生活で緊張し続けている心を緩めていました。
私自身、信者ではないので、お祈りの場面にお邪魔するのは控えていたのですが、最後に訪れた時に初めて、キャンドルに炎をいただいて、祈りました。
そして、マダムの許可を得て、撮らせていただきました。
そして再び、この写真を見て決意するのです。絶対にまたいつか、この場所に戻ります。
今、6歳の息子が大きくなったら、フランスに連れて行くのが夢なんです。
シャルトル大聖堂の周りにはお花がいっぱいです
シャルトル大聖堂の周りには、お花がいっぱい咲いています。
お花と教会の写真もステキですし、ビールと教会の写真も最高です!(笑)
シャルトル大聖堂の冬もおすすめです!
夏の写真を中心にお話ししていますが、シャルトル大聖堂の冬ももちろんおすすめです!
夕方に行くと、大聖堂が輝いています!
季節に関係なく、撮りがいのあるシャルトル大聖堂なので、ぜひ一度、行ってみてくださいね~!
シャルトル大聖堂の公式サイトもぜひ!
さらに詳しく知りたい方におすすめしたいのが、シャルトル大聖堂の公式サイトです!
イベントの情報やパイプオルガンやコーラスの音源も公開されていて、癒されますよ~。
この数年、夏になるとライトアップされているようですが、2020年は中止のようです。
夜22時から深夜1時までと書かれているので、日本から行かれる方は、帰国後、立ち直られへんぐらいに思いっきり時差ボケしそうなイベントです!( *´艸`)(笑)
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フランス旅行をお考えの方、現地オプショナルツアーのVELTRAがおすすめですよ~!( *´艸`)