「フランス語の勉強が好きになる!わかりやすいノートの書き方~初心者編~」をお話しします。
以前、フランス語の暗記ノートの作り方動詞の活用を覚えるコツとは?!について、お話ししたことがありました。
以前、航空会社で働いていた私は、暗記ノートを作ってポケットに忍ばせていたのですが、一瞬で見てわかるポイントを上手く押さえた暗記ノートを作ることに真剣勝負(笑)を挑んでいました!
裏方だったのでお客様に見られることはないのですが、電話や来客応対で待たせることのないよう、すぐに開けるようにインデックスをつけたり、色分けしたり…。
その後、フランスの大学に通っていた頃も、授業中のノートを家に帰ってまとめ直して、テスト前に見直してもわかりやすく、覚えやすいノートの作り方をひらすら研究していました。
ノートを作るのが楽しすぎて、覚えられているかどうかは謎ですが…(笑)
今回はフランス語のテキストを使ったまとめ方をご紹介させてください!
それでは「フランス語の勉強が好きになる!わかりやすいノートの書き方~初心者編~」早速、お話しします♪
フランス語の発音のコツは「書くこと」
私がフランスの大学に通っていた時に、日本が大好きなフランス人の先生に出会いました。
「日本人はとにかく書かないと話せないから、書いてね!」と何度も言われました。
知らない単語が出てきた時、適当な発音でごまかせる国の人もいるのですが、日本人はなかなか適当な発音でごまかせないのが特徴です。
おそらくその先生が、私が今まで出会ったフランス人の中でいちばん几帳面で神経質(笑)なマダムなのですが、「とにかく書くこと」を大切にして欲しいと「4色ボールペンの使い方」を教えてくれました。
とってもおすすめなので、皆さんにご紹介させてください!( *´艸`)
フランス語を書く→スペルを覚える→発音できるようになる
その先生が言うには、日本人の脳はフランス語の慣れないスペルを何度も繰り返して書くことで、スペルを覚えて、この文字のつながりは「〇〇」と発音すると自信を持つまで、なかなかその言葉が使えないそうなんです。
だから、他の国の人に比べると、「筆記」が強いのだと言われました。
ほとんどの国の人はアルファベットで見た音を母国語の音で発音することができます。
たとえば「parce que」。英語では「パースク」と「r」の部分を伸ばしぎみに発音する人が多く、スペイン語では「パルスケ」と「r」を巻き舌に、「que」をスペイン語と同様「ケ」と発音する人がとても多いです。
日本語では、そのまま読むことができず、「パスク」と頭でいったんカタカナに置き換えるので時間がかかります。
だから、何度もスペルを書いて「これはパスク」と頭の中で何度も発音しながら覚えていって、やがて発音できるようになるというのが先生の考えでした。
なので、授業中に習った単語をすぐに使えなくても、「家帰って書いておいでー」といつも言ってくれていました。
頭の中でもいいので、発音しながら書き続けていたら、その発音を覚えて、同じ文字の並びがあると、他の単語でも一発で読めるようになるんです。ただ、発音できても意味がわからないと使えないので、何度も書きながら、発音しながら、意味を覚えることが大切です。
フランス語のノートを4色のペンで書く方法
その先生が教えてくれた、フランス語の4色ボールペンの使い方についてお話しします。
先生と出会ったのがフランス語を習い始めて3年目ぐらいだったのですが、私自身、この色使いにかなり助けられました。
[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]
- ダイアログ … 黒 (2行あける)
- 注意点 … 赤
- 単語の意味 … 青
- 発音(カタカナ表記) … 緑
[/list]
このルールを守るだけで、テスト前に強いフランス語の勉強ノートができるんです!!
テスト前に、赤い部分を見直して、覚えているかチェックする。青い部分は単語帳に書き写して覚える。
そのふたつをまとめ直すだけで、文章読解と文法のテスト範囲はほぼ完ぺきに追い込むことが可能です。
他にも書き取りや聞き取りがあってのテストですが、この2科目だけでも早く終わらせることができたら、あとはラクチンですよね~!
それではいよいよ本題の、「わかりやすいノートの書き方」をご紹介させてください。
フランス語の勉強が好きになる!わかりやすいノートの書き方
フランス語歴15年の私がおすすめする、フランス語のわかりやすいノートの書き方をご紹介します。
語学学校に通われている方にも、独学の方にもおすすめです!
今回、教材は私が15年間使っている愛読書、「驚くほど身につくフランス語」を使いました。
詳しい口コミはこちらに書いているので、チェックしてくださいね~!
[card2 id=”17″]
新しい本も出ているので、こちらの方がおすすめですよ~!
あくまで私の基本のノートのまとめ方なので、ここからどんどんアレンジして、わかりやすいノートを作っていっていただけると嬉しいです!
下書きノートはテキトーに
まず、独学の方なら本や動画などのメモ、学校に通われている方なら授業中のノートの書き方です。
ディアログ部分をテキトーにパパパ~っと書きながら、「どこが大事かなぁ?」「ここリエゾンやなぁ」「この単語調べよう!」など、いろいろ思いついたことをどんどん書いていってください。
その時の色分けが先ほどの4色です。
[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]
- ダイアログ … 黒 (2行あける)
- 注意点 … 赤
- 単語の意味 … 青
- 発音(カタカナ表記) … 緑
[/list]
下書きしてから再度新しいノートにまとめる(授業を受けられている方は授業中のノートに色ペンで書き足しながらまとめる)ことで、清書した時のノートがとても読みやすく、まとまるので、永久保存したいならこの方法が超おすすめです!
ディアログ部分のまとめ方
そして、ディアログ(本文)部分のまとめ方ですが、上手くまとめるためのコツをまとめておきます。
[list class=”list-raw”]
- 4色以上使っても良いけれども、色の役割は決めておく
- あえて和訳は書かない(覚えていることまで書くと疲れて飽きるので、いらない部分は省略して少しでも早く進む)
- 発音が怪しい部分は緑でカタカナ表記する
[/list]
とルールを決めて色分けしておくと、見直した時にわかりやすく、テスト前に慌てないノートに仕上がっていきます。
文法部分のまとめ方
文法部分のまとめはもっと色分けしても良い気がしますが、あまり分けるとまたそれがややこしくなるので、テーマの部分は赤、和訳は青で書いています。
フランスに住み始めた頃、「Qu’est-ce que」と「Est-ce que」がなかなか聞き取れなかったなぁって、今ごろ気づきました(笑)
私自身、フランス語を教えられるほどではなく、あくまで「ノートのまとめ方」の説明なので、文法説明は差し控えさせていただきますね~。
覚えておくと便利な「Qu’est-ce que…」
ただ、やっぱり、ここでどうしても言いたいっ!!(笑)
文法説明はしないと言ったものの、「Qu’est-ce que…」の便利な表現を伝えずに終わらせるなんて、アタクシにはできませんのよ!( *´艸`)(笑)
フランスで生活している方、フランス語で授業を受けられている方にとっても使える表現なので、ぜひぜひ覚えて帰ってくださいね~!
「Qu’est-ce que ça veut dire ”~”?」 ”~”はどういう意味ですか?
わからない単語があった時に、どういう意味ですか?と聞くと、違う表現で返してもらえるので、わからない単語がクリアになって、「まったく通じない」ということがなくなります。
「Je ne comprends pas.」(わかりません)でも良いのですが、そこで会話が止まってしまうので、次に続けるためにも、覚えておいた方がおトクなフレーズだと思います!( *´艸`)
「Qu’est-ce qu’on dit ”~(日本語)” en français?」 ”~”はフランス語でなんと言いますか?
日本語が話せるフランス人と会話している時、どうしても”~(日本語)”がフランス語でわからない時に使える、めちゃくちゃ便利なフレーズです!
日本語を言うときに、両手でピースをして引用符(guillemets:ギュメ)の形をつけて話すと、通じやすくなります。
「Qu’est-ce que vous avez dit?」 なんて言いましたか?
まったく聞き取れなかった時、めちゃめちゃ大切なフレーズです(笑)
あえてひらがなに直すと、「けすくぶざべでぃ」めっちゃ可愛くないですか~?( *´艸`)(笑)
あっ、でも、この時はちゃんと冒頭に「Excusez-moi,」(すみません)もつけてくださいね~。
先ほども書きましたが、私がなかなか使いこなせなかった「Qu’est-ce que」と「Est-ce que」。
「Qu’est-ce que」で聞かれた時は「何?」と聞かれているので、物の名前だったり、動詞だったり、明確な答えがが求められています。
「Est-ce que」の時は答えは必ず「Oui」か「Non」で始まります。
この違いをガッツリ押さえておけば、使いこなせるようになる日は近いです!
困った時のサバイバルフランス語として、ぜひぜひ!覚えておいてくださいね~!( *´艸`)
まとめ
もう一度、おさらいさせてくださいね~!
まずは4色ボールペンの使い方!覚えるまで、写真のようにふせんをノートに貼って、移動させると便利です!
[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]
- ダイアログ … 黒 (2行あける)
- 注意点 … 赤
- 単語の意味 … 青
- 発音(カタカナ表記) … 緑
[/list]
そして、ディアログ部分をわかりやすくまとめるコツ!
[list class=”list-raw”]
- 4色以上使っても良いけれども、色の役割は決めておく
- あえて和訳は書かない(覚えていることまで書くと疲れて飽きるので、いらない部分は省略して少しでも早く進む)
- 発音が怪しい部分は緑でカタカナ表記する
[/list]
以上です!ここから先はシールを貼ったり、蛍光ペンで色付けしたり、ステキに可愛くカスタマイズしてくださいね~♪
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